なぜ堅実投資に関するブログを始めたのか(サラリーマンの限界と資産の考え方について)
突然ですが、僕には子供が二人います。
一人は小学校低学年、もう一人は保育園に通っています。
二人とも、目に入れても痛くない程、本当に可愛くてしかたがないです。
何があってもこの二人はしっかり守っていかなければと思っています。
投資について何も知らなかった
元々僕は投資リテラシーはかなり低い方でした。
そもそも投資について何も知らなかったんです。
学校ではお金の話を学ぶことはありません。
社会に出ても投資について教えてもらう機会はほとんどありません。
つまり、与えられるのを待っている人は何も知らないままです。
今の日本の社会では、自ら情報を取りにいかないと投資について学ぶことはできないようになっています。
それだけではありません。
自ら情報を取りにいこうとする人をカモとして狙っている投資関連の会社は山ほどあります。
良い事例は目に付きにくいものですが、投資に関する悪い事例が出ると、ニュースになって世の中の人の目に触れることになります。
その結果、「投資」という言葉を聞いただけで、怪しい、怖い、と思う人も増えていくのです。
では、メガバンクを始めとした金融機関の言うことを聞いていれば安心なのかというと、決してそういうわけでもありません。
金融機関のやっていることは、基本的に手数料ビジネスです。
金融機関の話を聞くこと自体は悪いことではありませんが、結局は金融機関にメリットが出るようなバイアスがかかってしまうのです。
派手な情報だけが目についてしまう
堅実な投資に関する情報は自ら動かないと情報を得ることはできないのに比べて、「仮想通貨で何億稼いだ!」といったような派手な情報はニュースやネットで拡散されて自然と情報として舞い込んできます。
テレビではFX取引のCMが流れてきたりしますよね。
しかし、仮想通貨やFXは値動きが激しく、投資というよりも投機です。
上に記載した絵では、わかりやすく「ギャンブラー」と書いてしまいましたが、実際やっていることはギャンブルに近いと思っています。
仮想通貨やFXを否定するわけではありません。
一発逆転を狙うのも悪くないと思います。
ただ、その一発逆転のリターンを得るのと引き換えに、自らが負うリスクについて理解しているのとしていないのでは、大きく違います。
これを理解していないと、自分の許容できる範囲を大きく超えた負債を抱え込む可能性があります。
もし何かあったら自己破産すればいいんじゃない?という考え方もあるかもしれません。
自分一人の問題であればそれでもいいでしょう。
ただ、守るべき家族がいた場合はどうでしょうか。
「ごめん。借金まみれになっちゃったから自己破産するわ。」で済まされる問題ではありません。
自分の勝手な都合で人を巻き込んで不幸にしてしまうこと程みじめなことはないでしょう。
自分で勉強することの大切さ
そういう僕も、実は仮想通貨バブルの時に仮想通貨に手を出したことがあります。
今では全て売ってしまいましたが、結果としてビットコインだけは利益が出たものの、イーサリアム、ネム、リップル、モナコイン等…他は全て買った時より安く手放すことになりました。
あくまで余剰資金でやっていて、そこまで大きい金額ではなかったのでダメージは少なかったですが、こういうのは世の中が注目し始めた時にはもう遅いんだな、ということを強く実感しました。
そして、自分が興味を持ったタイミングが世の中の流れと一緒だったことに対して嫌気がさしたのです。
その後、投資について色々と調べていく中で一つ学んだことがあります。
それは、自分で勉強することの大切さです。
結局は自分が時間を割いて学んだ知識・経験に勝るものはないんですよね。
日本のサラリーマンは時間貧乏
一方で、日本のサラリーマンは圧倒的に時間が足りないという問題があります。
大手優良企業で高給をもらいながら定時に帰って悠々自適な人も中にはいるかもしれません。
でも、そうでもない人も世の中には多いはずです。
特に家庭を持っているサラリーマンは自分の時間というものをほとんど持ち合わせていません。
亭主関白の時代はとっくに終わっています。
既婚サラリーマンは仕事にも家庭にも、大きく時間を割いていかなければならない時代です。
短期で売り買いするようなトレード方法もできないし、一つ一つの銘柄をじっくり調べて本当に成長が見込める企業に投資することも、時間的にはなかなか厳しいのではないかと思います。
ところで、逆に時間をたくさん持っている人というのはどういう人でしょうか。
今の時代、圧倒的に時間リッチなのは学生等の若い人々です。
時間が豊富にあれば、その時間を有効活用して資産を形成していく方法はいくつでもあります。
少し話は変わりますが、YouTuberに若手が多いのは、多くの時間を持っているというのも一つの理由だと思うのです。
つまり、時間=資産なんですよね。
しかも、生きていると自然と目減りしていく資産です。
自分が持っている残りの時間は不明瞭なままに、毎日きっちり24時間分が目減りしていくのです。
時間という面では、サラリーマンは圧倒的に不利な状況にあります。
本業は全力で取り組む
では、仕事で手を抜くことで時間を生み出すのがいいんじゃないか、という意見もあるかもしれません。
ただ、僕はその考え方は絶対にしたくないんです。
そこには一つの理由があります。
それは、自分自身もまた資産だから、ということです。
つまり、自らが仕事で結果を出し、業務領域を広げ、スキルや経験を拡充していくことで、自分自身という資産を増やしていくことができるのです。
自分のブランドを高めて労働市場で自分自身を高く売っていくというのも、現代社会ではまた重要な要素だと考えています。
あと、僕はわりとベンチャーを中心に渡り歩いてきているので特にそう思うのですが、どうしても自分が経営者だったらどう思うかを考えてしまうんですよね。
経営者、特に創業オーナーは背負っているプレッシャーや責任が普通の人とは段違いです。
そんな中、従業員が不満を言ってばかりだったり、手を抜いて仕事をしていたら、経営者としてはすごく嫌な気持ちになりますよね。
だから僕は本業の仕事には全力で取り組んでいます。
このあたりはもしかしたら、大手企業に勤める方とは考え方が違うかもしれないですね。
それって会社にいいように使われているだけでは?という見方もあるかもしれません。
でも、そう感じたら会社との雇用契約を解除して、新たに別の会社と雇用契約を結べばいいだけです。
それが従業員の権利ですから。
ただ、自分のブランドを高めていないとそこで苦労するんですよね。
投資って面白い!
そんなわけで、リスクを取りすぎずに、限られた時間の中で、守るべき人を守るために、手堅く資産を増やしていくということを考えて、堅実投資の考え方に行き着いたわけです。
そして、投資を勉強し始めた身としてもう一つ言えるのは、 投資って予想以上に面白い!ということです。
知れば知るほど、奥が深いなと思います。
そういう自分が学んだことを発信していくのも面白いなと思いましたし、日々の投資結果の備忘録的な意味も含めて、ブログを始めました。
まだまだ勉強中の身ではありますが、無理せず地道に書いていければいいなと思っています。